私の人生に与えられたミッション

幼いころ、とある占い師に

「あなたは人生に関わる重大な選択は決して間違わないから自信を持って自由に人生を歩いてゆきなさい」

と言われたことを心の道しるべとして生きてきました。
人生において様々な選択を強いられてきましたが、たしかに直感が働き正しい方向に進み無事に生きぬいてきたと実感しています。

そしてそれらの選択の中でもこの仕事を選んだことは最上級に正しかったと確信しています。

この仕事は私の人生に与えられたミッションだと信じています。

順風満帆な人生が一変

働き者で仲の良い両親、妹、弟、犬2匹に囲まれ、穏やかで笑いが絶えない家庭でなに不自由なく育ちました。

いたって健康体で病気とも無縁。

このような環境のなかで育つと私の性格はやはり穏やかでのほほんとしたのんき者でしたが、好奇心の塊で目立ちたがり屋、人にお節介をして勝手に満足するタイプでした。
（今も変わっていないかも・・・です。）

当然家族から離れたい気持ちなどさらさらなく、地元の高校、短大、就職、そして地元の男性と結婚しました。
私の母と同じように子を産み育て楽しく一生を終えるのだろうなと考えていましたが、神様はここから「そうはうまくいかないよ」と順風満帆な人生を一変させました。

人生初の絶望を味わう

なかなか赤ちゃんが授からず病院で様々な検査をしても悪いところが見つからない。

病気知らずの元気な体なのになぜ・・・。

私に待っていたのは、不妊治療でした。
注射や薬漬けの毎日となり、めまい、頭痛、吐き気、倦怠感など体調を崩すことが多くなりました。

体外受精で妊娠し、幸せの絶頂後流産で奈落の底に。
感情の起伏が激しく精神的にもつらい日々が続きました。

約十年間不妊治療を続けましたが、授かる事なく断念。
そして気分が不安定な時期に夫の転勤で東京に移住しました。
家族や地元が好きだった私は知人もだれもいない東京での暮らしに慣れず、毎日ふさぎ込んでいました。

人生初の整体を経験

その傷が癒えぬまま、気晴らしに行った旅行先で整体を生まれて初めて受けました。

「なに？この感覚は・・・体の中から力が湧いてくる！」

体の疲れはすっかり取れて、さらにふさぎこんでいた心も軽くなって快適そのものに。

「人を元気にする整体、なんて素晴らしいんだ！この技術を身につけたい！」

わたしの進む道がピカーっと標された瞬間でした（笑）
単純すぎるほどその世界の海へザブン！と飛び込むように整体を学ぶため東京療術学院へ入学。
卒業後は学院附属の治療院に就職し、たくさんの指名をいただく治療家として成長することができました。

不妊治療中は、人の役に立たないダメ人間の烙印を押された気分でしたが、施術で人の役に立てる喜びを味わうことができ、本来の快活さを取り戻し、毎日充実した日々を送ることができました。
その頃には地元に帰りたいと思うこともなくなりました。
刺激的でいろんなチャンスに巡り会える東京はもともと好奇心いっぱいのわたしには水を得た魚のようにピッタリ合っていたようでした。

新たな問題を発見

何人も整体施術をしてゆくなかでどうしても改善が思わしくない人にも出会います。
直後は楽になるのに翌日には痛みが再発してしまうのです。

ある時、その方の足の裏を見てビックリ！足裏は角質に覆われガチガチ。
その中心にどこかで見たことのある丸い点を見つけました。

「魚の目だ！」

高校生の時にできた魚の目に苦しめられ「このまま一生痛みに耐えて生きていくのか」と絶望の日々を送った記憶が蘇ってきました。

あの頃の私は、

• ● 靴の中で小石を踏んだような痛みが歩くたびにズキンと貫き、歩くことが苦痛だった。
• ● 痛みをさけるように足裏をギュッと縮ませて歩いていた。
• ● 徐々に痛みが増してきて「一生このままなのか」と精神的にも辛かった。
• ● 痛みをかばうためびっこを引きながら上半身を大きく揺らしてあるいていた。
• ● 常に体が緊張していた。

上記のような私の経験をお伝えすると「まさにその通り」とおっしゃるではありませんか！
そして

「この痛みを誰にも言えず、どこで治してくれるのかわからず10年も我慢していた」

と涙ぐんで話してくださいました。

それからすべてのお客さんに靴下を必ず脱いでもらい、足裏を観察し、足の痛みがないか確認することにしました。
するとなんということでしょう。

足裏のトラブルがない人がむしろいない・・・。

魚の目・タコ・かかと角質・ひび割れ・巻き爪・外反母趾などなど。

特に女性はパンプスを履きます。
本来靴というものは、足を保護するためのものであり、長時間履いても疲れず快適に歩くことを重視するものでしたが、近年のヒールが高いパンプスは快適さよりも足を長く見せる効果があることを重視し、多少の痛みを我慢するのは当たり前と思われています。

「足裏も健康な状態にしなければどんなに良い施術をしても意味がない」

フットケアに出会い、新たな解決策を発見

そこでフットケアの重要性を痛感し、さらに学ぶことを決意。
フットケアスクール「スクールオブペディ」に入学しました。

仕事を続けながらの学びは想像以上に大変でした。
フットケアは多岐にわたり奥が深く、繊細な作業の連続と毎回の膨大な宿題で頭がパンクしそうでしたが、あのときの涙ぐんだお客さんのことを思い出し

「魚の目で困っている人を救いたい！頑張ろう」

と奮い立たせていました。
その甲斐あって卒業後は魚の目や巻き爪などの足のトラブルと体の不調を関連付けて整体施術の見立てをすることができるようになり、整体のスキルも格段に上がったように感じました。

開業を決意、後悔のない人生を選ぶ

もともと自分の院を持つことを目標に整体やフットケアを学んでいたのですが、勤め先の整体院の環境もよく、一歩踏み出せずにいました。
このままでも楽しいし、開業しても苦労するばかりかもしれないし、と思っていた矢先2011年3月東日本大震災が起きました。
この災害をきっかけに自分と向き合うことになります。

「自分はなんのために生かされているのだろう」

「やりたいことってなんだったのか？」

「なんのために学んできたのか？」

「安全なルートで生きようとしていないか？」

いつ終わるかわからない人生で後悔はしたくないと強く思いました。
また、開業者の集まりに加わり自分の世界が広がりました。

自分がこれと決めた方向にひたすら進むことになんの迷いもない信念を持った熱い人達と関わり、心がゆさぶられました。
そして自分の中に眠っていた

「私に関わる人達が健康に暮らせるお手伝いをしたい。」

という想いが明確になりました。

「あなたは人生に関わる重大な選択は決して間違わない」

占い師の言葉を信じ2011年7月、ここ神楽坂に「ペディスマイル」をオープンいたしました。

あなたの人生、痛みに耐えて生きていく必要はありません。
痛みでしかめたお顔を安堵の表情に変えましょう。

あらゆる足や体のお悩みはペディスマイルにご相談ください。

いつでもお待ちしております。