2018年7月15日
子宮筋腫全摘出手術 四谷メディカルキューブ 備忘録⑥
2日め 7/11の朝を迎えました。
朝食もなしです。もちろん食欲もありませんけど。
昨日手術したばかりですからね。そりゃ仕方ないとは思いますが一番痛くて辛かった日でした。
はじめはお腹の傷口の皮膚の痛みが、だんだん内部へ移動してきました。
腹部には、絶えず例えようがないズドンという感じの重さがあり、制吐剤を点滴で投与しても水を飲めば気持ち悪さがぶり返し、どの体勢が一番楽なのかわからず、ゴソゴソしていました。
左側臥位、右側臥位になったり、足を動かしてみたり・・・・ん?
足が変だ。
左足は動かせるけど右足の腿から下の感覚がないのとすんごく動かしにくい。
焦りました。
麻酔が失敗したんじゃないか・・・。一生このままなのか・・・。
まだ間欠性の血栓予防足圧機をつけてるからかな?
巡回で来てくださった吉田先生にお聞きしても「しびれは背中のカテーテルを外したらね、そのうち良くなるからね」とにこやかに去っていきました。
そして採血検査。こんなにしんどいのに血を取るのか〜(泣)
背中のカテーテルを外したらね・・・・
実はここから大変でした(泣)
午前中9:30ごろ、看護師さんが血栓予防足圧機と背中のカテーテルと尿道カテーテルを外してくださいました。
脊柱近くの管が外される瞬間はニュルッとした感覚がありました、体の中からヘビが抜けた感じかな?
尿道もしかり。ニュルッ、スポッって感じです。
あー、これでトイレまで歩ける!体を動かせる!と嬉しくなりました。
繋がれていた体の管がずいぶん減ってスッキリしました。
足のしびれも少し軽減してきましたが、動かしにくさはまだありました。
今度は起き上がって立ってみましょう!
やっと起き上がれる、うれしー。
いつもどおり、よっこらせと起き上がりましたが思うように力が入りません。
立ち上がりはもっと大変でした。
点滴スタンドを杖代わりにして立ち上がると・・・
ふら〜、→ 看護師さん支える!
たった1日寝ていただけでこんなに筋力って衰えるんでしょうか?
歩くのも一苦労。まだ右足が思うように動かないので足が前に進みません。
ヨロー、ヨローと4〜5歩歩いて座りました。
疲れた・・・。
第1歩はこんな調子でしたが徐々にトイレまでは歩けるようになりました。
尿道カテーテルを抜いたばかりのおしっこは尿道が痛かったです(そのうち消えました)
そうだ!
友人の助産師さんから立ち上がり方、座り方を教えてもらってましたわ。
立ち上がるときは、お腹に力を入れないよう上半身をかがめるようにして立つこと。
座るときは、その逆。
上半身を(腰を)丸くして座ること。
なるほど、でもコレは立つのは楽だけど、座るときはちょっと怖い。
私の場合は、何かにつかまって立つ、座るが一番ラクで安全でした。
硬膜外麻酔のカテーテルを取り外したということは、痛み止めは他で代用となりました。
ロキソニンと胃薬を飲みましたが、徐々にお腹の重さにプラス痛みも増してきました。
「ぐぅ〜痛いよ〜」
そうこうしているうちに12時 お昼ご飯の時間です。
2日めのお昼から、待ってましたのご飯です!
でも、痛みのため食欲なし。
なのに、メニューは「十穀米の夏野菜カレー」
こんなときに限って、なんて美味しそうなんだ〜!
無理やり食べてやるぅ〜とがんばって口に運びましたが2割も食べられませんでした。(泣)
鎮痛剤あれこれ
そして少し嘔吐し、再びロキソニン。
あまり効かず、痛みを我慢していましたが、とうとうナースコール。
14:00 座薬を使いました。これで痛みが引くかな〜。
そういえば右足のしびれはおさまってきたような。
座薬も効かず、時間をおいて点滴からロピオン50ml まだ痛みが引かず
結局、硬膜外麻酔と同じくらい強い点滴薬ソゼゴン15ml
ようやく、効きました!効きました!痛みが和らぎました。
ただふらつきなどの副作用があるためあまり歩かないよう指導されました。
薬が切れてきたようで痛み再発。夜中にもう1回。
これでまたぐっすり寝られました。
夕食もおかゆにしていただいたのにあまり食べられず、この日は痛みとの戦い。
肉離れやぎっくり腰などの筋肉や神経が傷んだときの痛みとは、やはり違います。
子宮をつないでいた膜や靭帯、血管など切って、取り除いてというお腹の中をどうにかした痛みって体に力がはいりません。どう痛いかの説明もしにくい。
入院中一番つらい一日でした。