2018年7月9日
子宮筋腫全摘出手術 備忘録②
実はかれこれ8年位前からこれは子宮筋腫だろうなと感づいていました。
下腹部をグーと押すとなにか硬いものにぶち当たる感触がありこれが俗にゆう子宮筋腫なのかもしれない、くらいでさほど気にも留めなかったのですっかり忘れていたくらいでした。
2017年秋、仰向け時に、お腹を触ったときにびっくりしました。下っ腹がぽっこり。
「なんか太ったんかなぁ?」
仰向け時に上前腸骨棘のラインより下腹がぽっこり。
いくら太ったからとはいえそのラインよりぽっこりなのはショックでした。
でもお腹を押してみると硬い。内臓や脂肪の感触とは明らかに違う。
子宮筋腫、大きくなってきたな。どうしよう。
思い返せば今年の健康診断で前年度に比べ体重は変わらないのに腹周囲が7㌢も増えて検査員さんを慌てさせたことがありました。そのころから筋腫が成長していたのかもしれません。
同時期、腹部エコー健康診断の際に先生に子宮も見てみて!と懇願し、半ば強引に下腹部にエコーを当ててもらいました。
先生に「筋腫だね。自分でよく見つけたね〜」とほめられ(?)ましたが、そのころはまだ「よく見つけたね」のレベルだったのが、たった数ヶ月でぽっこりに。
こりゃなんかおかしいな・・・。
重い腰を上げて近くの「神楽坂レディースクリニック」を受診しました。
エコーでは8.6㌢
2017.11.29 1回め受診
事情を説明しさっそくエコー(超音波診断)でみると、なんと直径8.6㌢の大きな子宮筋腫とあっさり診断されました。
病院での処置としては、ホルモン療法、全摘手術、子宮動脈血栓術なども含めいろいろ提案をいただきました。
ただ閉経に近づいた年齢なのでこのまま経過観察でもよいかもしれない。との判断で今回は経過観察で様子を見ることになりました。
子宮筋腫の栄養源は女性ホルモンであるエストロゲンです。閉経後はエストロゲンの分泌が減少するため筋腫も栄養源を絶たれ小さくなることが多いので経過観察をすすめられたのだと思います。
ただ、未だ生理が来ているのといつ終わるかわからないのと、仮に閉経して8.6㌢の筋腫はどのくらいの期間で小さくなるのですか?とおききしたらなんと10年くらいだとか!
待ってられないよ(泣)・・・。
この時点で手術の処置に気持ちが傾いてゆきましたが、腹部を切ることに抵抗があったため、この頃はまだ決心がつきませんでした。
子宮筋腫に対して切らない他の治療法
①ホルモン療法
女性ホルモン(エストロゲン)の分泌を減らす注射、ピルなどを服用します。
結果として閉経と似た状況になるため更年期の症状が出る場合があり、また骨粗鬆症を引き起こしやすいので医師の判断が重要です。
②UAE(子宮動脈塞栓術)
足のつけ根からカテーテルを入れて、子宮動脈に塞栓物質を入れます。
栄養や酸素が運ばれないので1年ほどかけて筋腫は壊死し、変形して小さくなります。近年、保険適応になりました。
③FUS(集束超音波治療)
MRIで子宮筋腫を撮影しながら、強力超音波を生体深部に集中させて、子宮筋腫を焼却する治療です。(いまいちよくわからん(泣)
都内では、板橋中央病院が取り入れています。しかし、保険適応外です。
ご参考まで。
さらに大きくなった気が・・・
年が明け2018年、気になるので絶えずお腹をさわって大きさを確かめる日がおおくなりました。なんとなく大きくなってきたような、そうでもないような。
生理は順調で終わる気配は一切なし。
2018.2.27 神楽坂レディースクリニック再受診
「せんせー、筋腫が大きくなって気がするんです〜」と泣きついたのですが「そうかもね」と冷静に告げられました。
閉経に近づいているのになぜ大きくなってきたのですか?とお聞きしましたら
「緩やかな曲線でエストロゲンが減少してゆくわけではなく、人によっては増えたり減ったりギザギザしたグラフになりながら徐々に減ってゆくのだよ」との説明を受けました。
なるほど!一時的に増えてしまう人もいるんですね。年齢にあった適切な(少ない)分泌量ではなくいわゆるバランスが悪い状態なので増えることもある。すんごく納得しました。
神楽坂レディースクリニックの先生は、こういった説明が簡潔で明快。
余計な話はせずテキパキ説明してくださる先生はわたし好きです。
ただこのお腹の違和感を抱えて過ごすのはイヤなので手術したいと申し入れました。11月から考えてての結論です。迷いはありませんでした。
2018.3.15 MRIを撮るため新宿へ
2018.3.20 紹介状を書いてもらうため再受診
さあ、ここで病院選びの問題にぶち当たりました。
でも11月からずっとネット検索やお客さんからの情報を集めに集めていましたから、ほぼ心は決まっていました。
自宅からも近く、口コミもよく、完全個室でご飯が美味しいとの評判と、
なにより開腹手術ではなく、腹腔鏡下手術を得意とし、総合病院でも大学病院でもないのに、まだまだ日本でも数少ない 腹腔鏡技術認定医が4人も在籍する
(参考サイト → 日本産科婦人科内視鏡学会)
四谷メディカルキューブ宛に紹介状を書いていただきました。