2018年7月5日
子宮筋腫全摘出手術 備忘録①
2018年6月12日 人生最後の生理が来ました。
本来、生理が終わる日なんて体が教えてくれるはずもなく、生理がなかなか来ないな〜と、はたと思い返し「あーあれが最後の生理だったのか」としみじみ回想するものなのでしょうが、私の場合は強制終了。
2018年7月10日 子宮筋腫全摘出手術。
子宮をまるごと取ってしまう手術を行うため13歳からはじまった生理は、50歳と7ヶ月でおしまい。
中には、子宮=女性性が失われてしまうと捉え落ち込む方もいらっしゃるようですけど。
私の場合はそれはありませんが、子宮摘出と50歳という年齢を鑑みても今回の手術は長い人生の中で一つの転換期と捉えています。
女性の性サイクルの幼少期、思春期、成熟期、の次 「更年期」に向け体も変化してゆく時期。体も心も抗うことなくうまく順応してゆくために整えてゆくことが大切だと感じています。
50歳に見合った知識、食事、筋力、心の平安に留意してゆけばスムーズに移行できるのではと考えていましたが、厄介なことになったものです。
不妊治療を経ても子供を授かることのなかった私は、子宮筋腫といえども下腹部が大きくなる体の変化とその筋腫にふれることで擬似妊娠体験(ほんとは違う感触なんだろうけど)をちょっぴり楽しんだりしていました。
というのも上記の大きさになっても症状が全くないというありがたい筋腫さんであったので通常通りの仕事と日常生活を送れたのでそんなのんびりした感傷にひたれるのでしょうね。
私の場合、思い当たる症状は、
10㌢ほどに育ってしまった子宮筋腫は下腹部のほぼ中央に鎮座し膀胱を圧迫するためかやや頻尿ぎみに。
仰向けで寝る際には子猫がお腹に乗っかっているような異物感があり、楽な寝方はいつも横向き。
子宮筋腫の症状で検索すると
月経時:月経期間が長い、月経出血量多による貧血・心肥大、不正性器出血、月経痛
圧迫:膀胱圧迫症状(トイレが近くなる)、便秘
とあります。
わたしより小さい子宮筋腫でも症状のひどい方はいらっしゃるそうなので、私の筋腫はお利口だったんだなと改めてありがたく感じていました。
上記の写真はMRIでわかった子宮筋腫の正体です。(2018.3.15撮影)
背骨の左側の丸い物体が粘膜下子宮筋腫です。
通常の子宮は鶏卵の大きさといわれていますが、私の子宮は赤ちゃんの頭くらいあるとのこと。
妊娠時の模型と私のMRIの写真を並べてみました。
確かに赤ちゃんの頭くらい・・・いやもっと大きいかしら?
そんな事情で7/10〜7/22まで長期休暇をいただくことになります。
お客様からはたくさんのエールと励ましと食料(笑)をいただき感謝しきれないほどの愛をひしひしと感じております。
ご予約に関しては、大変ご迷惑をおかけしますが温かく見守っていただけましたら幸いです。
子宮筋腫発見から手術後の経過を私自身の備忘録として、また子宮筋腫でお悩みの方へ、私の一体験記として参考になればという想いから、書きまとめてゆきたいと思います。