2018年11月21日
爪の役割・・・もし爪がなかったら
いきなり衝撃的な画像ですが、爪に菌が増殖したため爪をはがして治療された方の爪です。
爪を剥がした直後は、出血し包帯ぐるぐる巻きでしたがこの写真は2週間ほど経ってから爪です。
ようやく包帯をとって普通の靴を履いて歩けると思っていたのに
「とにかく歩きにくい」「親指で踏ん張れない」
とお嘆きでした。
そうなんです。足の爪は歩くときに重要な役割を担っているのですよ。
作用・反作用の法則
歩行時には後ろ足を蹴って前に進みますがつま先の爪がないと地面からの力を受け止めることができません。
しっかり地面を蹴って前に進むことができず、フニャフニャ〜としか蹴れません。
蹴り出す力と地面から押し返す力が反発しあって蹴り出す事ができます。これを作用・反作用の法則とむかーし理科の授業で習った・・・はずです。
爪がないと親指の下、拇指球で蹴って歩かなければならず、蹴る位置に左右差があり歩き方もぎこちなくなりますね。
浮き指の原因にもなりますし、拇指球にタコや魚の目ができやすくなります。
とうぜん身体も歪みますし、身体のあちこちに悲鳴をあげるようになります。
爪が先まで伸びるのには約1年。
しっかり指先を使えるようメンテナンスが必要です。
足の指の爪はついつい深爪に切ってしまう方も多いのですが、これも同じ。
蹴り出す力を弱めてしまうので、深爪よりは白い部分を2mmほどのこして爪を切ることをオススメします。
なんであるのかわからなーいとよく言われる「爪」ですが、重要な役割があるのですよ。
神様はすごい!身体のこの部分も意味があるのですね。